占いって、当たる当たらないとか、信用する信用しない、ってよく議論されるものですね。
ですが、結局のところは、占いをした人が「納得」できるかどうかがポイントになってくるのだろうと思うんです。
これってどういうことなんでしょうね。
「納得できる」というのは、言い換えれば、自分が思っていたこと、自分の考えと、一致するっていうことなんだろうと思います。
反対に「納得できない」というのは、自分の意見、考えと合わないということでしょ。
占いをするときって、悩んでいることとか、分からないことがあるときに、ヒントをもらうとか、指針やアドバイスをもらうってことだと思うのですが、最終的にそれが本当かどうかの答えは、後からしか分からないですもんね。
しかも未来のことって、その未来が来るまでの間の、本人の行動や考えが、少なからず影響してくるはずなんです。
たとえ話で言うと、あるスポーツ選手が、次の試合に勝てるかどうか占いったとしますよね。
「あなたは勝てます」という鑑定結果が出たとして、そこから試合までの間、「あーもう勝てるんだから練習しなくていいや!」って怠けていたら、勝てる可能性が低くなっていくと思います。
それで、占いでは勝てると言われたのに・・・なんてことになり得ます。
一方「負けると出ています」と言われて、奮起して猛特訓したら、勝てる可能性がアップすると思います。
それで勝ったら、占いは外れたことになるんですもんね。
そんなことを考えてみると、占いっていうのはやっぱり、自分ありきで、そのサポートであるんだと思いますし、占いをした後の自分の考えや行動で、当たる当たらないも違ってくるはずですよね。
あくまでも自分主体、自分ありきということを念頭においておくことで、もっと占いの面白さ、メリットが見えてくるような気がします。
人の性格もいろんな要素から成り立っているものだと思うので、そういうスタンスで見ると面白いものだと思います。
そう考えると、占いって当たる当たらないで終わらすのではなくて、もっと深いところで楽しめそうです。まさに個性についての心理学、といったイメージですね。