個性心理学を模式化したものが動物占い、動物キャラナビということになるんですかね。

動物占い、動物キャラナビ、かなり以前に流行したことがあったのですが、最近またその人気が浮上してきました。改良されて、12種類の動物に性質が追加されて、分類としては60種類になりパワーアップして、面白さに火がついたという感じでしょうか。

さて、動物キャラナビって一体なんなの?ということですが、バースデーサイエンスとでも言えるものだそうです。

かつて動物占いという名前で評判になったのですが、占いか、科学か、という問いに対しては、どちらかというと、サイエンスと説明しているところから、科学に近いようなものなのかもしれません。

誕生日から、その人の性格、個性を推測しようというものですが、誕生日は人がこの世に誕生した大切な日であります。ある種の事件とでも言えるかもしれません。

我々が暮らしている地球が一回転して1日、月が地球の周りを一周したら1ヶ月、地球が太陽の周りを一周したら1年ですが、人が生まれたあるときには、その瞬間のこの天体たちのひとつの位置関係があるわけです。

動物キャラナビが科学的要素があると言える部分として、こういった、人が生まれた瞬間の、太陽と月の位置関係が個性に大きく影響しているということを、たくさんのデータから検証して見えてきたことを用いているのです。

不思議ですね。

動物キャラナビは、四柱推命、行動心理学、カバラ占星術、宿曜経といったものをベースにして確立したもので、実践心理学と言えるでしょう。とくには、東洋の英知の集大成とも言うべき、中国発祥の四柱推命については、大きなヒントを得ているのです。

四柱推命と言うと、日本においては、占いという位置づけで認識されているものではありますが、実質的には、千年以上もの歳月をかけて1億人以上のデータを収集、分析した結果をもとに、たくさんの人に当てはまるということが実証された、世界最大と言っても言い過ぎではないような統計学でもあるのです。

某有名な占い師の先生によれば、占いというものは、統計学と心理学ベースにした心理カウンセリングのようなものだ、と言われる由縁かと思います。

つまりは、動物キャラナビは、心に関する科学である、というふうに言えるようなものなのですね。

流れの早い、変化の大きい現代社会において、動物キャラナビは、新たに60種類のキャラクターに人の性格を当てはめ、柔軟に、時代に合わせた形で進化してきたものと言えるでしょう。